【レガシー考察】Intro:まず、あきらめよう【RUG　Cascade】

2013年4月23日 MTG(RUG cascade考察) コメント (11)

ひさびさにドヤ考察記事を書きたくなったのでRUG　Cascadeについて

まず、あきらめよう

使用するデッキを決めること、それはそれ以外のデッキを使うのをあきらめるということである。
お昼ご飯にカレーを食べるということは、うどんを食べるのをあきらめるということであるし、
ヒトカゲを選ぶということは、フシギダネとゼニガメをあきらめるということである。
当然だ。

そしてデッキを決めるとさらにあきらめなければならないことがある。
それは全てのアーキタイプに勝つということである。
全てのアーキタイプに勝てるデッキは存在しないと私は考える。
そんなデッキがあればみんな使っているか禁止の憂き目が待っている。

ただ全てのアーキタイプと戦える（善戦できる）デッキ、いわゆる丸いデッキというものは少なからず存在する。
《石鍛冶の神秘家》デッキやカナディアンスレッショルドがそれに類するものであろう。

しかし全てのアーキタイプに善戦するということは、逆に言えば全てのアーキタイプに善戦されるということである。
ある大会で５－１した人が同じデッキを使って別の大会で１－５する。
安定を求めたがゆえの結果である。

仮に全てのアーキタイプに６０％勝利するデッキAと、
全てのアーキタイプの内の８割に８０％勝利し、残りの２割に８０％敗北するデッキBがあるとする。

それぞれ１０ゲーム、色々なアーキタイプと戦った場合、
デッキAの勝率は６０％、
デッキBの勝率は６８％となる。
全てのアーキタイプに勝とうとするより、２割のマイノリティを切り捨てたほうが勝率が高くなる。

では、なにを切り捨てるか

http://mtgkmc.blog.fc2.com/blog-entry-33.html
いつかのKMCのメタゲームである。

ビートコントロール：２９．３％
ビートダウン：１９．５％
ミッドレンジ：１９．５％
コントロール：１７．１％
コンボ　　　：１４．６％

もちろん全ての大会がこのようなメタゲームではない。
しかし切り捨てるべきアーキタイプ群は見えてくる。

そうだ、コンボを切り捨てよう！

RUG　Cascade
MAIN
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1《山/Mountain》
1《島/Island》
1《森/Forest》
1《Bayou》
2《Tropical Island》
2《Taiga》
2《Volcanic Island》

4《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4《断片無き工作員/Shardless Agent》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》

4《稲妻/Lightning Bolt》
4《渦まく知識/Brainstorm》
3《罰する火/Punishing Fire》
3《祖先の幻視/Ancestral Vision》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

SIDE
3《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
1《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《真髄の針/Pithing Needle》
2《原基の印章/Seal of Primordium》
4《Force of Will》