【レガシー考察】chapter2:やっぱりあきらめない【RUG Cascade】

2013年5月27日 MTG(RUG cascade考察)

放置していたRUG Cascade考察について。
本来ならもうちょっと長くなる予定でしたが、
全然筆が進まないのでとりあえず書きあがっている部分だけ掲載。
推敲が足らず読みにくいかもしれませんがご了承ください。

プランニングとプレイング
MTGをしていると、よくプレイングの話が出てくる。
「このタイミングで《稲妻》打つのはどうかな」とか、
「ここはブロックすべきじゃなかったの」とかである。

しかしゲームプランの全体感（便宜上、以下「プランニング」）を議論することは意外に少ないと感じる。
日常に置き換えて喩えると、
気になるあの娘を落とすことがゲームの勝利条件とした場合、
「スポーツが好きだからサッカー観戦に連れて行く」がプランニング、
「食事の際、奥側の席を譲る」がプレイングである。

マクロな視点とミクロな視点、もちろん両立してこそ最適なプレイができるが、
僕はこのプランニングこそがゲームに勝利するためにより重要であると考える。
プランニングが適切であれば細かいミスをしても勝てる場合が多いからである。
プレイング雑やのにやたらと勝っている人はプランニングがしっかりしているんだろうし、
逆にミスはしないのになんか勝てない人は根本のプランニングが間違っているんだろう。
同じ《稲妻》を使う場合でも、バーンとコントロールの使う《稲妻》は違う。
バーンなら兎も角、コントロールが１ターン目からプレイヤーに《稲妻》を唱えるのはプランニングが間違っている場合が多い。

「intro:まずあきらめよう」で既述したように、
環境大多数を占めるフェアなアーキタイプに確実に勝つこと、
それがRUG Cascadeの基本理念である。
まずはフェアなアーキタイプを代表して、その中でもさらに多数派であるUWb《石鍛冶の神秘家》に対するプランニングを簡単であるが記載する。

【プランニング】
《稲妻》《罰する火》で序盤を捌き、
３～４マナから続唱の圧倒的アドバンテージで押しつぶす。

RUG　Cascadeにとっての負けパターンは相手の２ターン目《石鍛冶》→《殴打頭蓋》に対処できない場合である。
逆に相手の《石鍛冶》を火力で対処することができれば、数ターンの間脅威が出てこない。
その間にこちらの勝ちパターンに持っていくことが可能である。
またUWb《石鍛冶の神秘家》側の勝ちパターンとして、
盤面に対処した後の《精神を刻む者、ジェイス》というものがあるが、
それに対しても《血編み髪のエルフ》《罰する火》で容易に対処が可能である。

RUG CascadeはUWb《石鍛冶の神秘家》の勝ちパターンを潰しやすい。

プランニングは「相手の勝ちパターンの対処」と「自分の勝ちパターンへの導入」に分かれる。
しかしRUG Cascadeは中速に類するデッキ。
「相手の勝ちパターンの対処」が重要になってくる。

やっぱり、あきらめない
このデッキはメインボードのみでフェアなデッキに対しては十分圧倒できる。
ではサイドボードは何に使うか？
ひとつはメインで触れない置物対策である。
そして残りはあきらめたコンボデッキ対策である。

「chapter3:コンボデッキに対するプランニング」につづく